あなたには、誰にも言えない話がありますか?
きっと、ある。
会社の同僚には言えない。パートナーにも言えない。親友にだって、言えないかもしれない。
別に犯罪の告白とかじゃない。ただ、言ったら引かれるかもしれない。幻滅されるかもしれない。「え、そんな人だったの?」と思われるかもしれない。
長く付き合う相手だからこそ、隠さなきゃいけないことがある。関係を守るために、飲み込んでいる言葉がある。
でも、初対面の人になら?
「どうせもう会わないかもしれない」——そう思える相手の前では、不思議と口が軽くなる。
取り繕う必要がない。過去の自分を知らない相手に、今の自分をそのまま出せる。カッコつけなくていい。整合性を保たなくていい。
だから、初対面の食事会で「実は私、こういうことがあって——」と話し始める人がいる。
すると、面白いことが起きる。
「実は、私も。」
誰かがそう言う。
自分だけだと思っていた悩み。誰にも理解されないと思っていた感覚。恥ずかしくて隠していた過去。
それが実は、テーブルの向かいに座っている人も抱えていたりする。
誰にも共感されないと思い込んでいたことが、実はみんなが黙っていただけだった——そう気づく瞬間がある。
誰にも話せなかったことを、話す。
それは思っているよりずっと楽しい。
重たい話だって、笑い話になったりする。深刻だった悩みが、共有した瞬間に軽くなったりする。
初対面だからこそ生まれる、不思議な安心感がある。
肩書きも、過去も、しがらみもない場所で、ただ「人と人」として話す時間。
あなたの中にある、まだ誰にも話していない話。
今度、初めて会う誰かに話してみませんか?