AIマッチングを使っていても、実際に会ってみるまで「この人と話が合うかどうか」は分かりません。データ上は相性が良くても、いざ対面すると「うーん、ちょっと違うかも」と感じることだってあります。
それは、ごく自然なことです。
マッチングアプリとは違う出会い
Dine Tokyoは、マッチングアプリとは違います。趣味や考え方が全然違う人が同じテーブルに座ることがあります。むしろ、それが醍醐味でもあるのですが、最初は戸惑うこともあるかもしれません。
ただ、ひとつだけ気をつけてほしいことがあります。興味がないことを、顔に出さないこと。相手も同じように緊張しながら、あなたとの時間を楽しもうとしています。表情ひとつで場の空気は変わります。
「興味ない」が顔に出る、ということ
正直に言うと、僕自身にもそういう時代がありました。「相手が大切にしているけど、自分には重要じゃないもの」に対して、1ミリも興味を持てない。しかもその「興味ない」が顔に出る——最悪のコミュニケーションをしていた頃があります。
でも普通に考えて、全然よくないですよね。
技術の問題じゃない。姿勢の問題。
「興味ないが顔に出る」って、コミュニケーションの技術の問題じゃないんですよね。世界に対する姿勢の問題です。
興味がないものに興味があるふりをしても、長くは持ちません。じゃあどうするか。
「自分が興味を持てないのは、自分の世界がまだ狭いからかもしれない」
この仮説を、常にうっすら持っておくことだと思います。
この仮説があるだけで、人の話を聞くときの態度が根本から変わります。「この人はなぜこれに情熱を注いでいるんだろう」という問いが自然に生まれて、その問いが本物の関心を引き出す。演技じゃなくて、探究心として。
「重要じゃない」は、世界の狭さの表明かもしれない
「相手が大切にしているけど、自分には重要じゃない」と判断するとき、人はその判断を「客観的な価値評価」だと思っています。
でも実際には、それって単に「自分の現在の世界の狭さ」を表明しているだけかもしれない。
世界は広げれば広げるほど、今まで知らなかった面白いものがいくらでも出てきます。「重要じゃない」と切り捨てたものの中に、まだ出会っていない自分の情熱が眠っているかもしれない。
自分の興味の範囲を「世界の面白さの全体」だと錯覚すること。これが、人間関係においても、人生の広がりにおいても、一番のボトルネックになると思っています。
考えてみれば、これって「世界を広げる最も効率的な方法」でもあります。自分一人で未知の領域を開拓するより、信頼する人の情熱に乗っかった方が、はるかに深いところまで連れて行ってもらえる。
相手を楽しませるゲームにしてしまう
もうひとつおすすめのアプローチがあります。それは、「自分が相手を楽しませられるか」というゲームに変えてしまうこと。
相手がどんなことに興味があるのか。どうすると嬉しそうな顔をするのか。相手が本当に話したいこと——いわば「金脈」——を掘り当てるつもりで会話をしてみてください。
質問を投げて、反応を見て、深掘りする。まるで宝探しのように相手の中にある面白さを見つけ出す。そうやって会話を組み立てていくと、不思議と自分自身も楽しくなってきます。
違うからこそ、面白い
全然タイプが違う人同士だからこそ、お互いに新しい学びを与え合えます。自分にとっての「当たり前」が、相手にとっては「目から鱗」ということも珍しくありません。
そうやって意外な共通点を見つけたり、まったく違う角度からの刺激を受けたりして、気づいたら意外と仲良くなっていた——そんな経験をしている参加者は、実はたくさんいます。
次のディナーで「合わないかも」と思う瞬間が来たら、ぜひ思い出してください。その違和感の向こう側に、新しい発見が待っているかもしれません。